東京シンポジウム2の動画を公開しました

滋賀県と彦根市で構成する彦根城世界遺産登録推進協議会協議会は、令和9年の登録実現に向け、ユネスコの事前評価制度を活用して取り組みを進めています。
前回(令和4年7月)に実施したシンポジウムでは、彦根城の顕著な普遍的価値(OUV)を深化させるとともに、世界遺産登録の意義について確認を行うことができました。
今回のシンポジウムは、前回の続編として、このOUVを広く発信するとともに、世界史的な視点で議論を深めることを目的として開催します。
シンポジウム概要
- 名 称:彦根城世界遺産登録推進シンポジウム「東京シンポジウム2・世界史の中の江戸時代―江戸時代、大名と城は如何に独創的であったのか―」
- 日 時:令和6年1月28日(日)13時00分~16時20分
- 会 場:建築会館ホール(東京都港区芝五丁目26-20)
- 主 催:彦根城世界遺産登録推進協議会
- 共 催:滋賀県、彦根市、滋賀県教育委員会、彦根市教育委員会
- 後 援:一般社団法人 日本イコモス国内委員会、一般社団法人 日本建築学会
- 参 加:147人(会場:68人、オンライン:79人)
プログラム
- 基調講演:稲葉信子氏(筑波大学名誉教授)
- 講 演:母利美和氏(京都女子大学教授)
- 講 演:杉山清彦氏(東京大学教授)
- 講 演:古谷大輔氏(大阪大学教授)
- パネルディスカッション:
- パネリスト 母利美和氏、杉山清彦氏、古谷大輔氏
- コメンテーター 稲葉信子氏
- コーディネーター宗田好史氏(関西国際大学教授・京都府立大学名誉教授)
※シンポジウムの様子をYouTubeで公開中(滋賀県文化財保護課YouTubeチャンネル)
↓↓↓当日配布資料はこちら↓↓↓
(参加者アンケートより抜粋)
・深い内容で、世界遺産への苦労がよく理解できました。教科書の裏側に隠れた内容の説明もあり、大変興味深く、歴史の変遷もおもしろいと感じました。
・城というと天守に考えが行ってしまうが、パクストクガワーナの象徴としての城郭という価値を国内に向けてもっと発信していってほしいと思いました。
・幕藩体制が世界的に珍しいものとの認識を初めて持ちました。
・OUVやアトリビュート等、世界遺産制度についてよくわかり、その上で、彦根城の価値についても、国内の他城郭や世界の中で例を見ない政治統治の仕組みを表す代表であることがよく理解でき、大変勉強になりました。