「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産推薦書の再提出が決定されたことについて
7月28日、末松文部科学大臣が、ユネスコから「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録推薦書に不備があるとされたことに対して、今年度に、改めて推薦書を提出することを明らかにされました。
また、8月1日に文化庁から、今年度は「佐渡島(さど)の金山」を再度推薦することになったことから、新たな推薦候補案件の選定はおこなわない旨の連絡が滋賀県にありました。
これは、今年度の国内推薦の決定、令和6年度の登録実現を目標としてきた彦根城の世界遺産登録の日程に、大きな影響が生じる問題です(※)。
今回の決定は、現在素案として提出している彦根城の価値が否定されたものではありません。
世界に認られることの難しさを改めて感じたとともに、このことを前向きにとらえ、これからの時間を有効に活かし、彦根城の価値をさらに磨き上げ、世界の人にご理解いただける推薦書の作成に努めます。
今後も、早期の彦根城の世界遺産登録の実現に向けて、引き続き取組をしっかりと進めてまいりますので、皆様のご支援をお願いします。
※解説:ユネスコに世界遺産登録推薦書を提出できるのは、1か国につき1年1回のため。