国際専門家会議を開催しました

3月15日から17日にかけて、海外研究者2名を招き、彦根城世界遺産登録推進学術会議委員とともに、現地視察及び国際専門家会議を実施しました。

以下、参加いただいた海外研究者からのコメント概要を掲載します。

 

〇ステファン・ウェスマン氏(フィンランド遺産庁シニアアドバイザー)

大変美しい城で、世界遺産としての価値が十分に備わっていることが確認できた。また、陸上競技場は大変に工夫された設計で、十分に景観になじんでいる。ただし、価値と資産がどのような関係にあるのか、さらに精緻な説明が必要。今後も外部の視線からアドバイスを行い、世界遺産登録実現に協力したい。

〇チョ・ドゥウォン氏 (京畿文化財団主任研究員)

現地を見ることで、改めて大名の統治の拠点としての城郭という彦根城の価値が実感できた。また、琵琶湖の横に存在し、その美しさと機能も感じた。緩衝地帯にも、関連する文化財が残されている点も良い。その価値と資産の関係をもっと掘り下げてもらいたい。